Diary : Oct 8
卒業したら、恋人に正社員として雇われて働く。
わたしは、大学四年生になって本当の就職活動というものをしていない。ツラいのが嫌だったからだ。3月、母が弟の入学式のスーツを楽しそうに選んでいた。入学式は4月、わたしの就活の方が先だった。コートが欲しいと伝えたが、二の次といった対応をされ、結局買わなかった。(そもそも自分の金で買えって話)
その後、恋人から「俺の会社で働くか?」と言われた。「うん」とすぐに返した。
母のせいでもなければ恋人せいでもない。
わたしが来春から彼に雇われて、社会から孤立して働き始めるのは紛れもなくわたしの責任だ。
わたしは甘えただし、嫌なことは全力で避けるし、面倒なこともしたくない。いつのまにかそういうひとになっていた。
「どうせ一度の人生…」とよく聞くが、
あれ、みなさんならどうですか?
楽な方を選びますか?難しい方を選びますか?
好きなことを選びますか?嫌な方を選びますか?
わたしは断然「楽で、好きな方」。
母からは「なぜそんなにだらしがないのか。人としても、女としても、社会人としても本当にだらしがない。あまえすぎている。」と言われるし、そう言われたのだと恋人に話しても「確かにあまいな。だらしがないのも確か。苦労すれば変わると思うよ。」と言われる。
苦労はしたくない。苦しいことは、嫌なことなので、好きではない。だから避けて通りたいのだ。
「すこし苦労させないとなあ」と言う恋人には「わたしはわたしで勝手に別の所で苦労するから、あなたはわたしに苦労させないでください。」とだけ伝えておいた。
来春からは週に3〜4日出勤して、そのほかは自由な時間になる。家で仕事をしていいし、外で仕事をしてもいい。空いた時間は好きなことをして過ごす。
社会から孤立しないように、きちんと外との関わりを持たなければいけないなと、ある意味頑張る覚悟を決めている。
おわり